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プロフィール
ヴァン・ホーエンハイム
ヴァン・ホーエンハイム
声優:江原正士
  

ヴァン・ホーエンハイム

人物解説 編集

1作目 編集

エルリック兄弟の父親。錬金術師。金髪眼鏡に特徴的な顎鬚を持つ大柄な男。リゼンブールでトリシャと出会い、彼女とその間にできた2人の息子たち(エルリック兄弟)と仲睦まじく暮らしていたが、ある日突然出奔し、以来、音信不通だった。アルは未だ幼かったために記憶が無いが、出奔をトリシャの死の間接的原因と誤解していたエドからは酷く嫌われている。

   「光のホーエンハイム」と呼ばれ、幾度も別の肉体に魂を入れ替えることで約400年間ダンテと共に悠久の時を生きてきた。ダンテよりは遅いものの不老不死の代償として肉体が生きながら腐り始めている。原作同様に家族に対する愛情はとても深く、また、出奔の理由も大本の原因が違うとは言え、自身の身体を元に戻すためである。 
   終盤でエドの話をこっそり聞いた後にダンテの説得に向かうが、逆に扉の向こうの「現実世界」に飛ばされる。最終回以降は、現実世界にやってきたエドと一緒に暮らし始めた。 
   原作に比べると女性にだらしない面があり、トリシャの事を「生涯でただ一人愛した女性」と言っている一方、ロス少尉を口説いたり、ダンテとは元夫婦(愛人)関係だったりしている。 
   なお、原作での名前はヴァン・ホーエンハイムであり、姓のエルリックは本作だけの設定である。

2作目 編集

   エルリック兄弟の父。
   金髪・金目に眼鏡をかけ、特徴的な顎鬚を持つ大柄な男。推定年齢は500歳前後。リゼンブールでトリシャと出会い、彼女とその間にできた2人の息子達(エルリック兄弟)と仲睦まじく暮らしていたが、ある日突然出奔し、以来、音信不通だった。アルは当時幼かったために記憶が無いが、ホーエンハイムがトリシャを死なせた(出奔したせいでトリシャが病気になった)と誤解し続けていたエドからは酷く嫌われていた。だが、幼いエドを描いた番外編のエピソードが示すように良き父である。
   その出自は、かつて栄えたクセルクセスで「二十三号」と呼ばれていた一奴隷(この頃の姿・性格はエドに似ていて短気)。ある時、錬金術師である主人がホーエンハイムの血を元にホムンクルス(後の「お父様」。本物語における「ホムンクルス」ではなく、原義に近い「フラスコの中でしか生きられない生命体」のこと)を造る。その縁でそのホムンクルスより「ヴァン・ホーエンハイム」という名前と多様な知識を与えられる。与えられた知識により奴隷から抜け、王宮に出入りする程の高い地位に就く錬金術師となるが、クセルクセスに築かれた国土錬成御陣による全国民を代価とした賢者の石の錬成によって、その半分の命を持った賢者の石を魂と融合させられ不老不死となった。
   その後は砂漠を放浪し、力尽きて倒れていたところをシン国に向う行商人に助けられ、シンに流れ着く。その描写から、ホーエンハイムはかつてシンに錬金術の知識を伝えた「西の賢者」である事が伺える(「西の賢者」はクセルクセスの出身で、金髪に金色の瞳を持つ不老不死の男であったと伝えられている)。その後、悠久の時を生きながら各地を放浪していたが、友人になったピナコより紹介されたトリシャとリゼンブールに定住し、エド、アルの2人の息子をもうけた。トリシャとは入籍を果たしていないため、エドとアルは母方姓を名乗っている。エドとアルはクセルクセス人とアメストリス人との混血となり、時系列的にはあり得ないことだが「フラスコの中の小人」が肉体を手に入れた際にすべてが滅びたクセルクセス人の直接的な末裔と言える。
   身体が賢者の石と同化している為等価交換の原則を無視した錬金術をモーション無しで発動できるが、彼自身の錬金術の腕前も非常に高く、エドも彼の練成の速さに驚いていた。本人は自らの身体を「化物」と呼び嫌悪していたが、放浪している間の幾多の別れや時代の流れの経験によって運命を半ば受け入れていた。しかし、トリシャと出会い、生まれた息子達が成長していくのを目の当たりにして、自身が老いないこと、化物であることを再び強く認識するようになる。そこで家族、特に子供達に必要以上に接触しないようにしていたが、トリシャの言葉で元の身体に戻る方法を探す決心をする。その後、自室で研究を続けていたが、「お父様」がアメストリスにクセルクセス同様の国土錬成陣を築こうとしている事に気づき、それを阻止するカウンターを築くため再び旅に出た。
   出奔から約10年後にリゼンブールに帰郷し、既にトリシャが亡くなっていたことや自宅がエドに焼き払われていたことを知る。偶然居合わせたエドと再会するも、会った早々にエドの行為の意味を指摘し、結局は逆上させることとなる(ただ、ピナコと話すことで間接的に人体錬成の事実をエドに知らせ、これがエドの大きな前進に繋がった)。その後もアメストリス国内を転々とし、時に内包された賢者の石を地中に放ったり、国土錬成陣を探ったりしていた。その錬成陣の主要な一角であるリオールに訪れた際に、そのまま滞在して復興の手伝いをするようになり、そこで偶然出会ったアルに生い立ちや「約束の日」について話す。その後、協力してホムンクルス達の企みにあたることになり、「約束の日」の手前にはセントラルシティ郊外でエドとも再会。エドとは自分の出自を全て話した事、そしてエドからトリシャの遺言を聞いた事により、半ば蟠りは解けてきている。
   その後アルと協力しプライドを東部のスラムに幽閉し、エドらと共にセントラルシティに侵入。決着をつけるため「お父様」の前に現れ「容れ物」である皮袋を破壊したが、本体のままでも活動できるよう進化していた「お父様」に逆に捕らえられ「人柱」として利用される。「お父様」が「神」を手に入れた後は、「お父様」の猛攻から身を挺(てい)してエドやイズミ達を守り抜いたが、それにより自身の賢者の石が尽き肉体も限界を迎えてしまう。戦いの後はエドや身体を取り戻したアルと最後の交流を果たした後、満身創痍のままリゼンブールへ帰還、トリシャの墓の前で安らかに息を引き取る。遺体は翌日ピナコに発見され、トリシャの墓の隣に埋葬された。
   名前の由来はパラケルススの本名から(実際にはもっと長かったが、作中ではホムンクルスの提案した名前を「長い」と拒否し、短くなった)。

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