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人造人間達の創造主にして首領的存在。セントラル中心の地下深くに居城を構え、人造人間やアメストリス要人を影で指揮し暗躍している、実質的な国の支配者。ヴァン・ホーエンハイムに瓜二つの姿をしている。
その正体は、かつてクセルクセス国で奴隷であったホーエンハイムの主人である錬金術師が、ホーエンハイムの血液を用いて偶発的に誕生させた「フラスコの中の小人(ホムンクルス)」。当初はフラスコ内に浮かぶ小さな球体の影のような身体に過ぎず、本作の舞台における「ホムンクルス」という単語が「人造人間」という意味で使われるのに対して、本来の意味に近い「フラスコの中でしか生きられない生命体」であった。生まれながらにしてほぼ全知の存在であったものの、フラスコから出られない不自由な身の上に不満を抱いており、自由になるために不老不死の法を求めるクセルクセス王がその叡智を頼ってきたのを利用して肉体を得る事を画策。国王たちを騙して国土全域を使った不老不死の法=巨大な賢者の石の錬成陣を発動させると共に自身の中のホーエンハイムの血を使って「扉」を開き、ホーエンハイムを除いた100万を超える全国民を強大な賢者の石へと錬成、その半分を自身に付加するとともに、ホーエンハイムの血の情報から作り出した彼のコピー体をフラスコに替わる容れ物とする事で、自由に活動できるようになった。
自由に活動できるようになった後に「完全な存在になる」という望みを抱くようになり、惑星の「真理の扉」内部の情報を「神」と捉えてその力を手に入れようとする。その手段として人体練成を行ない生還した錬金術師5人分の「真理の扉」を互いに干渉・反発させることで生じるエネルギーによって星の「真理の扉」を開き、引きずり下ろした「神」を強大な賢者の石のエネルギーによって自身に繋ぎ止める事を計画する。そのためにアメストリスを建国と発展や紛争をコントロールして巨大な賢者の石の錬成陣を築き、国家錬金術師制度を含めた錬金術の奨励で「真理の扉」を開き生還できる技量を持った優れた錬金術師=「人柱」を5人集めようと暗躍している。
フラスコの中にいた頃は傲慢ながらも感情豊かだったが、自由を得た後に自分の持つ感情=七つの罪を人造人間の魂として切り離した事で、全く雰囲気が異なる冷淡かつ非情な性格へと変化していった。そのため自身に必要な人材に対してはそれなりの厚意と態度をとるものの、基本的に冷酷無情で人間の事は駒もしくは資源としてしか見ていない。人造人間を息子や子と呼び、「父」として慕われている(ラスト曰く親への愛情はある)ものの、用が無くなれば見限ってしまう。感情を切り離す前はホーエンハイムだけは「血を分けた家族」と呼んで特別視しており、当時名前を持たず「二十三号」という呼び名の奴隷であった彼に「ヴァン・ホーエンハイム」という名前・読み書きや錬金術などの広範な知識や、クセルクセス国民から錬成した賢者の石のうちの半分を彼に分け与えている。クセルクセス崩壊後に仲違いしたがそれまでは仲も良く、感情を切り離しているにもかかわらずエルリック兄弟がホーエンハイムの息子と知った時には楽しそうな顔を見せた。
自身に強大な賢者の石を付加していることで、ノーモーションかつ等価交換の原則を無視した錬金術の発動を可能とする。さらに人造人間や擬似・真理の扉の練成など、錬金術師としては国家錬金術師さえも遥かに凌ぐ未知数の知識・技術を持つ。また、賢者の石をアメストリス全土の地下に張り巡らされたパイプを通じて国土全域に循環させることにより、アメストリス国中の錬金術の発動を抑制するとともに、その意思一つでアメストリス流の錬金術を封じることもできる。
国土錬成陣発動のために必要な皆既日食が起きる「約束の日」にて、自身を倒しに来たホーエンハイムの賢者の石を吸収しようとしたが、ホーエンハイムに協力した賢者の石の魂に内部から攻撃され器を破壊される。しかし数百年の間に本体が「容れ物」の外でも活動できるようになっており、影や黒い液体のようなモノに無数のが備わった異形の人型の本体を現してホーエンハイムを捕らえ、5人揃った人柱と国土錬成陣を用いて野望を実現する。
主な能力は、上記のノーモーションからの錬金術、錬金術封じの他に、「神」を自身に取り込んでからは、ホーエンハイムの青年期を模した新しい容れ物に身を包んだ事による外見の変化とともに、等価交換の原則を無視した錬金術を応用させて、掌に擬似太陽を錬成する、天候を操る、自身の前方一帯を消し飛ばすほどの巨大な破壊光線、自身を中心とした一帯を吹き飛ばすドーム状の衝撃波を発したりと、人智を遥かに超えた能力をみせた。また、それらの能力発動に伴い消費した体内の賢者の石を補給するため近くにいる人間たちを複数同時に錬成陣を用いずに賢者の石にすることも可能[1]
様々な人智を超えた「神」にも等しい能力を誇るが、賢者の石へと変え取り込んだアメストリス人の魂を、ホーエンハイムが以前からカウンターとして仕掛けていた、各地に埋めた賢者の石と日食で出来る月の本影の組み合わせで発動させた錬成陣により開放され、「神」を繋ぎ止めるためのエネルギーの余裕が少なくなり、さらに傷の男が発動した「逆転の錬成陣」によって錬金術封じをも無効化されてしまう。エネルギー調達のため直接人間達を賢者の石に変えようと地上に姿を現すも、それを阻止するために駆けつけたブリッグズ兵や錬金術師達による戦闘に力を消費し続けたことで遂に限界を迎える。エネルギー補給にエドの魂を取り込もうとするも、アルが自身の魂を代価にしたことで右腕を取り戻したエドとの最後の一騎打ちの末に敗北。胸に空けられた穴から湧き出た黒い手に飲まれて真理の空間に飛ばされ、自身の真理と対面した後に真理の扉の向こうに戻ることに絶望しながら扉の向こうに引きずり込まれていった。
フラスコ内の姿がマリモに似ていることから、単行本巻末などでネタにされる。それ以外でも単行本の裏表紙などではギャグキャラとして扱われる事が多い。

脚注 編集

  1. 原作では途中で邪魔され未遂に終わったが、アニメでは一度補給に成功している。

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